医院ブログ
Blog
医院ブログ
-
2026.06.02

こんにちは。院長の野島です。
6月は紫陽花(あじさい)の季節です。別名で「七変化」とも呼ばれ、
その色合いは日々移り変わっていきます。この時期ならではの色の変化を
見逃さずに楽しんで、
季節の移ろいを感じたいものですね。さて、見逃したくないのは
お口の状態の変化も同じです。小さな変化を見過ごすことで、
やがて生活に大きな支障が
出てしまうことがあります。◆「むせる・こぼす」が続いたら注意!
お口の機能低下が招くリスク「最近むせやすくなった」
「食べこぼしが増えた」
「滑舌が悪くなった気がする」
といった変化を、
多くの人が「年のせい」と見過ごしがちです。しかし、「仕方がない」と
そのままにしてしまうと、
やがて思わぬリスクにつながっていきます。実は、「むせる・こぼす」といった症状は、
お口の機能の低下を知らせる最初のサインです。ここからさらにお口の働きが弱まると、
次第に食べられるものが限られていき、
栄養不足や体重の減少を招いて
やがて全身の衰弱(フレイル)につながります。実際にお口の機能が衰えた方は、
そうでない方と比べて
将来、要介護状態になるリスクが約2.4倍、
総死亡リスクが約2.1倍に高まる
という報告もあります。さらに、飲み込む力が衰えると、
食べ物やだ液が誤って気管に入る
「誤嚥(ごえん)」が起きやすくなるため
注意が必要です。
これは高齢者の死因の上位を占める
「誤嚥性肺炎」を引き起こす原因にもなり、
命に関わる問題へ発展するケースも
少なくありません。◆ご自身やご家族は大丈夫?
「口腔機能低下症」のセルフチェックこうしたリスクをもたらす、
「噛む・飲み込む・話す」といった働きが
複合的に弱まった状態を
「口腔機能低下症」と呼び、
2018年から保険診療の対象となっています。お口の中の汚れや乾燥、
噛む力や舌の動きの衰えなど、
いくつもの機能低下が
重なり合って起きるのが特徴で、
ご高齢の方に限らず、中高年の方にも起こり得ます。そのため、まずはお口のささいな変化を
見逃さないことが大切です。以下のチェックリストを使って、
ご自身やご家族の今の状態を確認してみましょう。・食べこぼしが増えた
・水や汁物でむせやすい
・薬が飲み込みにくくなった
・食事の時間が長くなった
・食べものが口の中に残りやすい
・硬いものが食べにくくなった
・滑舌が悪くなった気がする
・口の中が乾くようになった
◆「年だから仕方がない」と思う前に、
早めの相談を先ほどのチェックで
いくつか当てはまる項目があったとしても、
決して諦める必要はありません。口腔機能低下症は、早い段階で気づき、
適切に対応することで、
お口の機能の改善や維持が期待できます。
歯科医院ではお口の機能を専門的に検査し、
その方の状態に合わせたトレーニングや
ケアの方法をご提案しています。「最近なんとなく食べにくい」
「むせることが増えた」と感じたら、
お気軽にご相談ください。野島歯科医院
〒850-0851
長崎県長崎市古川町6-27
TEL:095-822-8354
URL:https://www.nojima-dc.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/76UzMAGBqMXPB6Cp9 -
-
2026.05.07
「磨いている」と「磨けている」は別物!?歯ブラシが届かない汚れの対策

こんにちは。院長の野島です。
5月は新茶の季節です。爽やかな香りとともに
甘みや旨みを豊富に含むといわれており、
お茶請けのお菓子とともに
おいしく味わいたいですね。さて、おいしいものを食べた後は
歯みがきが欠かせませんが、
実は、歯ブラシで磨くだけでは
汚れは完全に落としきれません。◆歯ブラシだけでは落とせない汚れ
「毎日しっかり歯を磨いているのに、
むし歯や歯周病になってしまう…」その原因の1つに
「歯ブラシでは落ちない汚れ」
が関係しています。お口の中はとても複雑で、
歯ブラシの毛先が届かない部分が多くあります。代表的なのが「歯と歯の間」と
「歯と歯ぐきの境目」。特に歯と歯の間は、
歯ブラシ単体では汚れ全体の
6割程度しか落とせないといわれており、
むし歯や歯周病が発生しやすい危険な部位です。
さらに厄介なのは、
歯に付着した細菌のかたまり(歯垢)が
そのまま放置されると、だ液の成分を取り込んで
「歯石」に変わることです。歯石は歯ブラシで除去できず、
ザラザラした表面に汚れが付きやすいため、
トラブルの連鎖を招きます。また、コーヒー・紅茶・タバコなどによる着色汚れも、
歯ブラシだけでは落としにくい汚れの代表格です。◆補助清掃器具を使うと
ケアの質はここまで変わる!こうした歯ブラシによる磨き残しをカバーするには、
用途に合わせた補助清掃器具の使用がおすすめです。磨き残しのプラークが減れば、
歯石も付きにくくなります。「毎日磨いているのになぜ?」とお悩みの方は、
ぜひ以下の補助清掃器具を活用してみましょう。【タフトブラシ】
毛束がひとつにまとまった小型ブラシです。
歯と歯ぐきの境目や奥歯の裏側、
歯並びが込み入った部分など、
歯ブラシでは届きにくい
ピンポイントの汚れ落としに効果を発揮します。【フロス・歯間ブラシ】
歯と歯の汚れを落とす清掃器具です。
歯ブラシのみでは約6割にとどまる
歯間部の歯垢除去率が、
これらを併用することで
8割から9割近くまで高まります。フロスは歯間が狭い方に、
歯間ブラシは歯間が広めの部位や
歯ぐきが下がってきた方に向いています。
◆セルフケアとプロケア
両輪で守る歯の健康以上のような補助清掃器具を使っても、
お口の中の汚れをゼロにするのは至難の業です。特に歯石や着色汚れは
一度付いてしまうと自分では落とせないため、
プロによる専門的なクリーニングが欠かせません。
定期的に汚れをリセットすることで、
毎日のセルフケアがより効果を発揮します。さらに、歯科を受診することで
自覚症状のない初期のむし歯やわずかな異変を、
プロの視点で早期に発見し、
対処できるメリットもあります。日々のケアの質を上げながら、
定期的なプロケアでその効果を
さらに高めていきましょう。野島歯科医院
〒850-0851
長崎県長崎市古川町6-27
TEL:095-822-8354
URL:https://www.nojima-dc.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/76UzMAGBqMXPB6Cp9 -
-
2026.04.02

こんにちは。院長の野島です。
「春眠暁を覚えず」という
中国由来のことわざがありますが、
春は寝心地がよく、つい寝すぎてしまうことも
ある季節です。十分な睡眠をとることは大切ですが、
うっかり寝坊しないように
気をつけたいところですね。そして、しっかり寝た朝に気になるのが、
お口のネバつきです。◆なぜ、朝起きるとお口がネバつくの?
朝、起きたときにお口の中がネバつくと
不快に感じる方も多いのではないでしょうか。これは健康な人にも起こる生理現象ですが、
実は、睡眠中のだ液の量が関係しています。体が休息モードに入る睡眠中は、
消化・吸収のためのだ液が必要なくなるため、
分泌量も日中に比べて大幅に減少します。すると、だ液のクリーニング作用や
細菌を抑える力が弱まり、
お口の中で細菌が増えやすくなります。
こうして増えた細菌が作り出す
ネバネバした物質が、
起床時のお口のネバつきの原因です。加えて、だ液が減って細菌が増えやすい夜間は
お口のネバつきだけでなく、
むし歯や歯周病のリスクが
高まる時間帯でもあります。だからこそ、寝る前は時間をかけて
丁寧に歯を磨き、
細菌のエサとなる汚れを
しっかり落とすことが大切です。また、朝の歯みがきは
寝ている間に増えた細菌を洗い流し、
ネバつきや口臭を除去する役割があります。このように、朝晩それぞれの役割を意識して
歯みがきを行うことが、
お口の健康を守るポイントです。◆特に注意が必要な「ネバつき」の特徴は?
起床時のお口のネバつきの
多くは一時的なものですが、
中には日々のケアだけでは
改善しないケースもあります。
「毎日丁寧に磨いてもスッキリしない」
「日中も強いネバつきを感じる」
という場合は、
主に次の2つの可能性が考えられるため
注意が必要です。(1)歯周病
歯周病菌は歯と歯ぐきの境目に付着し、
ネバつきの原因となる物質を作り出して
自らが住みやすい環境を整えています。歯周病は、痛みなどの自覚症状が
ほとんどないまま進行する病気ですが、
お口のネバつきが初期サインとして
現れることも少なくありません。(2)ドライマウス(口腔乾燥症)
だ液の分泌量が少なくなるドライマウスも、
ネバつきの原因の1つです。加齢やストレス、薬の副作用のほか、
就寝中の口呼吸が影響していることもあります。だ液が減ってお口を洗い流す力が弱まると、
むし歯や歯周病、口臭のリスクが
一気に高まるため注意が必要です。◆「いつもと違う」と感じたら要チェック!
「いつも以上にネバつきの不快感が強い」
などと感じたら、
実はそれがお口の状態の変化を知らせる
サインかもしれません。
痛みや見た目の変化がなくても、
お口に気になる点があれば
早めに歯科医院を受診しておくことが、
大きなトラブルを未然に防ぐ近道です。ささいな点でも
ご不安に思うことがあれば、
どうぞお気軽にご相談ください。野島歯科医院
〒850-0851
長崎県長崎市古川町6-27
TEL:095-822-8354
URL:https://www.nojima-dc.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/76UzMAGBqMXPB6Cp9 -
-
2026.03.03

こんにちは。院長の野島です。
3月は新年度前の春休みの時期ですね。特にお子さんがいる場合は、
お家で過ごす時間も増え、
ついおやつに手が伸びる回数も多くなりがちです。そうなると心配なのが、むし歯です。
実は、よく言われる
「甘いものの食べ過ぎ」に限らず、
むし歯のなりやすさには
さまざまな要因があります。◆仕上げ磨きだけでは防ぎきれない!?
毎日きちんと仕上げ磨きをしていたのに、
お子さんがむし歯になってショックを受けたり、
自分を責めてしまったりする保護者は
少なくありません。しかし、子どもの歯は
大人の歯に比べてやわらかく、
むし歯になりやすいという特徴があります。仕上げ磨きや食生活に気を配っていても、
それだけでは完全に防げない場合もあるのが、
子どものむし歯の厄介なところです。子どものむし歯は
「きちんとケアしていたかどうか」
で決まるものではなく、
いくつかの条件が重なったときに、
はじめてできたり、進みやすくなったりします。その仕組みを知ることが、
お子さんの歯を守る第一歩です。◆むし歯につながる4つの要素
むし歯は1つの原因で起こるものではなく、
「細菌」「糖分」「歯質」「時間」
の4つの要素が重なったときに起こります。
(1)細菌:お口の中にいるむし歯菌の種類や数
(2)糖分:むし歯菌のエサになる糖分の量や頻度
(3)歯質:歯の強さ・だ液の量や働き
(生まれつきや年齢による個人差あり)(4)時間:(1)~(3)の要素が重なる時間の長さ
むし歯はこれら4つの要素の重なりを
小さくすることで、
リスクを下げることができます。◆セルフコントロールできるのは
「糖分」と「時間」4つの要素のうち、
ご家庭で意識してコントロールしやすいのは
「糖分」と「時間」です。ここで重要なのは、
甘いものの量を減らすことよりも、
食べる回数やタイミングに
メリハリをつけること。例えば、おやつを少しずつ何度も食べたり、
甘い飲みものをだらだら飲み続けたりすると、
お口の中に糖分が残る時間が長くなり、
むし歯リスクが一気に高まります。「おやつの時間を決める」
「甘い飲みものは特別なときだけにする」
など、できることから少しずつ始めてみましょう。
◆歯科でのチェックで
「細菌」と「歯質」をフォローしよう一方で、「細菌」や「歯質」は
ご家庭の努力だけでコントロールするのが
難しい要素です。歯の強さやだ液の働き、
むし歯菌の増えやすさは個人差があるため、
歯科医院でのフォローが欠かせません。
歯科医院では専門的な視点で
リスクや注意点を保護者と共有し、
家庭でのケアがより効果的になるように
サポートしていきます。むし歯になりにくい環境を一緒に整えていく場として、
まずはお気兼ね無く当院へご相談ください。野島歯科医院
〒850-0851
長崎県長崎市古川町6-27
TEL:095-822-8354
URL:https://www.nojima-dc.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/76UzMAGBqMXPB6Cp9 -
-
2026.02.03
長時間のスマホで顎関節症に!? お口のトラブルを招く「TCH(歯列接触癖)」とは

こんにちは。院長の野島です。
2月1日は「テレビ放送記念日」です。
これは、1953年2月1日に日本で初めて
テレビの本放送が始まったことに由来しています。かつてはテレビが家庭の中心でしたが、
現代では若い世代を中心に、
テレビを見る時間が減り、
スマートフォンを使う時間が増えています。このように生活の中心になりつつある
スマートフォンですが、
使い方によってはお口の健康に
悪影響を与えることがあります。◆知らないうちに続けている
「TCH(歯列接触癖)」とはパソコン作業に集中しているときや
スマートフォンを見ているとき、
無意識に上下の歯が
触れていることはありませんか。「それの何がダメなの?」
と思うかもしれませんが、
この状態が習慣化すると
歯やあごの関節に
少しずつ負担がかかることがあります。意外と知られていませんが、
上下の歯が接触する時間は、
食事や会話を含めても1日に20分以内で、
それ以外の時間は、2~3mmほど離れているのが
正常な状態です。これとは反対に、
何もしていないときでも
無意識に歯が触れ続けてしまう状態を、
「TCH(歯列接触癖)」
といいます。
「ちょっと触れているだけ」
のつもりでも、
その状態が長く続くと
歯やあごの関節が十分に休まらず、
ダメージが蓄積していきます。その結果、かみ合わせの違和感や顎関節症、
歯の破折(割れ・欠け)、知覚過敏、
歯周病の悪化といった
お口トラブルの原因になってしまうのです。◆スマホ使用時は要注意!
意識的に「歯を離す」習慣をTCHは仕事や趣味に集中しているときや、
下を向いた姿勢のときに起こりやすくなります。パソコンやスマートフォンを
長時間使う機会の多い現代では、
誰にでも起こり得るクセといえるでしょう。
さらに、過度にストレスが溜まっているときにも、
無意識に歯を噛みしめる時間が
増えるといわれています。もし、心当たりがある場合は、
気づいたタイミングで意識的に
歯を離す習慣づけを行うことが大切です。よく目にする場所に
「歯を離す」と書いたメモを貼っておくと、
クセに気づきやすくなります。さらに、
「深呼吸して肩の力を抜く」
「座る姿勢を整える」
など日常生活でできる工夫も効果的です。
◆簡単チェックで早めの対策!
気になる症状は相談をTCHは無意識に起こるクセの一種なので、
まずは自分にそのクセがあるかどうかを
知ることが改善の第一歩です。以下のセルフチェックを試してみましょう。
STEP1.姿勢を正して正面を向く
STEP2.唇を軽く閉じる(力は入れない)
STEP3.その状態で上下の歯を軽く離してみるこの時、
「口元に違和感がある」
もしくは
「5分以上維持するのがつらい・できそうにない」
と感じたら、TCHの疑いがあります。なかなかクセが直らない、
あるいはすでに歯やあごに何らかの症状や
違和感がある場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。野島歯科医院
〒850-0851
長崎県長崎市古川町6-27
TEL:095-822-8354
URL:https://www.nojima-dc.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/76UzMAGBqMXPB6Cp9 -
